質問:夢に近づくためにはどうすればいいですか?
千田琢哉:いいですね! 実は、この質問は東京大学1年生の女子からいただいたんですが、「夢を叶えるためにはどうすればいいですか?」という質問は山のように届くんだけど、「近づく」というところに「知性」を感じるよね。
実は、以前出した本に、『たった2分で夢を叶える本』というのがあったんだけど、この本の元、仮タイトルが『たった2分で夢に近づく本』だったんだよね。この「近づく」っていうのが僕は好きなんだけど、人生には二通りしかないんだよ。
どういうコースがあるかって言うと、「夢から遠ざかっていく人生」と「夢に近づいていく人生」なんだよね。
今回は、「夢に近づいていく人生」について話していきたいんだけど、夢に近づいていくってことは、ほとんど夢を叶えている、「ニアリーイコール」の状態なんだよね。
夢を叶えた人は、実は、夢を叶え続けることが夢だから、さらなる夢を追い続けて、さらなる夢を追い続けながら近づいていくんだよね。だから、もうほとんど一緒なんです。
夢に近づいていく人生を歩んでいってもらいたいんだけど、そのためにはどうすればいいかっていうことを話をするね。
どうすればいいかっていうと、それは、「納得できないこと」をやってみるってことなんだよね。夢から遠ざかっていく、現状維持って、「後退」と一緒なんだけど、遠ざかっていく人の特徴としては、「納得できること」しかしないんだよね。
そういう人の口癖は、「うーん」とか「でもー」とか「だってー」とか「どうせー」とか「納得できません」とか、眉間に皺を寄せながら、人のアドバイスを聞かないんだよね。
ところが、夢に近づいて行く人っていうのはね、口癖が「なるほど!」って言いながら、既に体が動いていると、「最後まで話しを聞いてくれ」なんて言いたくなるぐらいの行動力があるんだよね。
納得できないことにチャレンジするからこそ、夢に近づいていくんだ。納得できないことを一歩踏み出して行動してみるとね、必ず具体的な結果がでるんだよ。
その具体的な結果が出たときに、100%ではないんだけど、最初の納得度合いが0だったとすると、それが30とか、2回めにチャレンジすると60とか70になったりして、どんどん納得できることが増えてくる。これは、納得できないことをやってみた人しかわからないことなんだよね。今回は以上です。千田琢哉でした。
[次代創造館秘書室]千田琢哉 2014/8/9(YouTube)
千田琢哉 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ちの文筆家。