『勉強ができる子は何が違うのか』(榎本博明著)感想文(高1)

第1章 成績の良い子と悪い子、何が違うのか?

[感想]
 メタ認知、非認知能力、認知能力は知能指数は関係なく必要だと思いました。
 自分の状態を客観的に見ることができれば、なぜ失敗しているのか分かります。そうすれば、闇雲にやるより効率よくできます。また、できるまで粘る精神も必要です。最後まで粘れた人ができるようになります。結局、生まれもった才能があってもなくても、メタ認知ができ、非認知能力があれば、できるようになります。
 認知能力は、練習する前の教えてもらったり、仕組みを理解したりするときに必要です。勉強ができる人は、これらをしっかりこなせていると思いました。
 私はこの三つを勉強をする過程で磨いていこうと思います。

第2章 やる気も粘りも非認知能力しだい

[感想]
 自分の欲望を制御したり、大事なときに集中したりすることは人間として必要なことだと思いました。
 これらは、非認知能力と呼ばれるものです。今の日本が先進国の中で、かなり劣っている部分はここだと思います。他の先進国の教育は厳しく、忍耐力が勝手につくほどです。しかし、日本は親が甘やかし過ぎているため、忍耐力が存在しないと疑うほどです。とくに、子どもの好成績を米国や英国は8割の親が望んでいます。しかし、日本は1割です。非認知能力の差が日本と英国や米国との国力の差を生んでいます。
 非認知能力は学生の間に身につけないといけないと思いました。

第3章 自分の学習スタイルをモニターしているか? ――メタ認知について

[感想]
 メタ認知は賢くなるのに必要だと思いました。
 自分の弱点を見つけることができれば、的外れなことをせずに改善することが可能です。メタ認知ができない人は自分は何が分かっていないのかが分からない、または理解できていないことすらも分からない状態になります。そのため、自信満々に分かったやできたと言ってしまいます。私も同じです。しかし、これは鍛えることができ、使えるようになります。だから、私はメタ認知を鍛えて、弱点を改善し、賢くなろうと思いました。

第4章 読書と学力は密接に結びついている――読解力と認知能力について

[感想]
 読解力は物事を理解するのに必要な能力です。
 昔は白人が黒人に命令を出していました。なぜ、それができたのかというと命令された黒人たちは、なぜ、しないといけないのか分からずに、やっていたからです。もし、黒人が読解力が豊富だったら、白人の企みが分かり、すぐに反乱を起こしていたと思います。けれど、黒人たちは読解力が貧しかったため、白人の企みが分からず、服従するしかなかったのです。これを踏まえると読解力がないと損をしてしまうと分かります。だから、本を読んで読解力を身につけて生きていこうと思いました。

[全体の感想]
 勉強ができる子は、誰もが持っている能力を最大限に活かせていると分かりました。
 まず、ほとんどの人は生まれたときから能力に圧倒的な差はありません。しかし、高校や大学などは偏差値BF~七十以上まで幅広くあります。この差は、メタ認知や非認知能力を上手に使えているか、にあります。メタ認知ができる人は自分の弱点を克服し、より大変な問題に挑戦し、それらを乗り越えて成長していきます。しかし、メタ認知が出来ない人は「分からないところが分からない」という状態に陥り、成長が止まってしまいます。
 また非認知能力が発達している人は粘り強く、何度失敗しても挑戦し続けます。一方で、非認知能力が発達していない人は逃げ腰で、一度でも失敗したらすぐ諦めます。
 これら二つの能力だけでなく、相手の言いたいことをしっかり読み取るための読解力も必要になります。読解力はどれだけ本を読んだかで決まります。そのため、今からでも多くの本を読んでおくと読解力が向上します。読書が嫌いな人は苦痛かもしれませんが、自分にとって必要だとメタ認知でき、非認知能力が発達していれば、しっかり読めて身につけられます。
 これらは全て、自分にも必要なことだと思っています。粘り強さもメタ認知も理解力も学生だけでなく、大人になっても大切なものだから、しっかり鍛えて活かしていきます。

(2024年1月)

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