定期テストの成功パターン(石田勝紀)

定期テストの成功パターン

≪3つのポイント≫

  • 勉強は、3回転が原則※試験範囲を3回繰り返して学習すること。
  • 文系科目は音読の回数で決まり、理系科目は問題集の回転数で決まる
  • 数学の勉強は直前ではほとんどやらない※短期記憶で処理できる科目ではないから、日常的にやっておき、試験前は平常期にどうしても間違えてしまう問題だけを覚えることにする。

1回目(試験14日前~6日前)…まとめの段階

・国語、英語→試験範囲の教科書“音読”(現代文は5回、英語・古文・漢文は20回)

・理科、社会はノートまとめ(自分が人に教えるつもりで別のノートに内容を整理する〔書き写す〕)

・数学は問題集を回転させる(必ず3回繰り返す)

2回目(5日前~2日前)…覚える段階

・国語はノートまとめ、英語は問題集3回転

・理科、社会は自分で確認テストを行う(暗記ペンも可)

3回目(前日)…確認の段階

・前日は翌日のテスト勉強のみ

※学校の授業スタイルや使用する教材により、さまざまなパターンが考えられるが、一般的にこのような形がテストの成功パターンである

【試験勉強時間の目安】

平日  3時間~4時間

土曜日 5時間~6時間

日曜日 10時間

上記のように取り組めば、このぐらいの時間は、必要になります。→ 高得点を取るためには、当然の勉強時間!!

【問題集の使用方法 5つのポイント】

◆問題集に答えを絶対に書き込まない

→答えを書くと繰り返し解けない

◆間違えた問題は(かっ)(こ)のところに蛍光ペンで色をつける(2回目も間違えたら色を変える)。

→できない問題の記録をとる

◆問題集は原則として3回繰り返す

→繰り返すことで記憶される

◆原則として1回目にできた問題は2回目は解かない。2回目にできた問題は3回目は解かない

→1回目にできた問題をまた解くのは時間の無駄

◆間違えた問題はその場でノート、解説を見て理解する

 ◇理解できたら、問題だけを手がかりに自分の力で解き直す

 →即、自力でやることで記憶が強化される

 ◇解説を見てもわからなければ、()(せん)を貼り、後日先生に聞いて必ず解決する

 →わからない部分をそのままにしておくから、そこがテストに出て解けない

英語「音読20回」の手順……10回や15回では効果が薄く、なぜか20回なのです。

  • 1行音読して、その日本語訳を見る。これを繰り返してレッスンの最後まで進める。
  • 次に、すぐにレッスン先頭に戻り、2回転目を始める。今度は音読して、日本語の意味の分からない文のみ訳を見る。
  • 3回転目以降、意味が分からない文のみ訳を見て確認。その後、4回転目、5回転目と進める
  • すると、英語を音読して、そのまま意味が取れるようになるが、これを20回転目まで続ける。ただし、一気にやる必要はない。翌日、翌々日でもかまわないが、20回の音読まで実行する。

引用文献『「勉強脳」をしつける勉強法』(石田勝紀著 ビジネス社)

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