『勉強ができる子は何が違うのか』(榎本博明著)感想文(中3)

『勉強ができる子は何が違うのか』(榎本博明著)感想文

中3生

第1章 成績の良い子と悪い子、何が違うのか?
[感想]
 今回の内容は「勉強をするのには認知能力、非認知能力、メタ認知能力の三つが関連している。認知能力は学力に直接関わる知的能力のこと。読書により語彙力と読解力を身につけることで向上する能力。非認知能力は忍耐力など自己コントロール力をさす。メタ認知能力は自分の理解度などを知ったり、工夫して学習したりすること。自分の現状を知り、改善する力である。」でした。
 これら三つの能力が関わり合って成績として表れるとわかりました。この本を通じて、自分にたりない力を知り、それを改善するための方法を考えられるようになりたいです。

第2章 やる気も粘りも非認知能力しだい
[感想]
 今回は非認知能力についてでした。
 内容は、「非認知能力は粘り強さや忍耐強さを指す。これは自分をコントロールする力と他者を理解する二つの力が基礎となる。勉強に気持ちの面に、それだけでなく、これから生きる社会に必要なものである。しかし、現代では、この力が非常に衰えている。教育する側は厳しくすると非難され、される側は怒られることを恐れている。」というものでした。
 自分にあてはめてみると、自己コントロール力がまだ高められていないと思いました。自分のもつ目標のため、これかれの社会のため、責任をもっていきたいです。そのために、進みが遅いから、家でも勉強する、ELSTをはやく始めて、塾にももっと早く来るなど、できることをこの機会にやろうと思いました。

第3章 自分の学習スタイルをモニターしているか? ――メタ認知について
[感想]
 今回の内容は、「メタ認知には、メタ認知的知識とメタ認知的活動に分けられる。知識の方はどうすればよいかの答えである。活動の方は現状を振り返り、修正することである。振り返ることをモニタリング、修正することをコントロールという。メタ認知的活動にはメタ認知的知識が必要であり、これら二つの力を高めることで成績は向上する。」
でした。
 自分にあてはめると、今まで気が付けなかった知識を知り、勉強中のモニタリングが苦手だと思いました。また、そこで得たことを実際に行動にうつすことも必要だと思いました。

第4章(完) 読書と学力は密接に結びついている――読解力と認知能力について 
[感想]
 今回の内容は「読書することにより、読解力、想像力がつく。これらは学力向上に大きく影響し、読書量が多いと、学力が高い傾向にあることがわかっている。それだけでなく、語彙力も高まり、対人関係にも役立っている。読書により、新たな発見や視点を広げて思考を深めることができる。」でした。
 読書が与える影響は、考えて生活していくためにとても重要であると改めて思いました。これから、塾だけでなく、自分から積極的に読書週間をつけるようにするべきだと感じられました。

[全体の感想]
 今回の本では、学力向上において重要な三つの力の説明があった。「一つ目は認知能力。学力に直接関わる知識で読書することで向上させることができる。二つ目は非認知能力。これは忍耐強さや粘り強さを示すもの。三つ目はメタ認知能力。これは自分の現状を知り、改善しようとすることをさす。学力が高い人ほど、これら三つの能力は高いというデータがある。」という内容だった。
 自分を見なおすと、とくに弱いのは、メタ認知能力なのではなかと思う。この本を読み、より実感したのだが、自分の勉強はかなり進度が遅く、練習量が少ない。定着はもちろん、理解度すら確かめられない状況だ。だとするならば、集中し、はやく始めたり、時間を増やしたりすればよい。問題点の深刻さをメタ認知で理解し、改善しようとすれば、粘り強さなど、非認知能力もともに鍛えあげられると思う。だから、基本的な生活リズムを整え、時間をしっかり守るという、人として当たり前の行動を今のうちに身につけ、勉強につなげていきたい。また、読書の重要性についても学んだ。現在、読書をしている学生の割合がとても少ないというデータに驚き、それがこれからの社会に与える影響を考えると、深刻な問題だと思った。これからは、自分から選んだ本を読むという習慣をつけたいと感じた。
 今回で学んだ三つの力は、この時期に知ることができて良かったと思った。学んだことを今からの生活に活かしていきたい。

(2024年1月)

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